Vol.41〜Vol.60

コラムVol.41

 最近の円高で、輸入還元セールなどやっておられるところもありますが、

 相変わらず珈琲に関して値段が下がると言う情報は入ってきませんね。

 ごもっともの意見ですがお客さんの中には、「この円高で珈琲の値段は下がらないの?」と言われる方もおられます。

 前のコラムでもお話したと思いますが、珈琲の価格に関してはコーヒー相場の関係か、はたまた輸入商社の関係か・・・

 先程もお話しした様に未だ値下がりと言う情報は入ってきません。逆に値上がりの連絡は良くきますが・・・(汗)

 この円高で潤う業種もあると思いますが、日本全体を考えれば、とても良い傾向とは思えない気がします。

 今の日本の経済は、輸出無しでは成り立たないですよね。

 輸出に関係する企業や、それらに関連する会社も大変な事だと思います。

 この円高が続けば日本の景気回復にも大きく影響するのは間違いないですね。

 前々回放送のコラムでもお話しした様に、景気が良くなり、皆さんがお金を遣える状況にならなければ
 
 嗜好品である珈琲もひかえられちゃいますもんね。1日も早い景気回復を願わずにはいられません。

 さて、年末になってきて、忘年会などお酒を飲まれる機会も増えてくる時期ですが、ここで一つアドバイス!

 お酒を飲まれて次の日に頭が痛い・・・いわゆる二日酔い。そんな二日酔いの時に1杯の珈琲が良いと言う話を聞きます。

 お酒がまったく駄目な豆蔵には二日酔いの辛さはわかりませんが、

 何でも 頭痛の元はアセトアルデヒドと呼ばれる物質が主な原因のようです。

 この物質を身体の外に追い出して、脳の血液の循環をよくすれば、やがて辛い頭痛は解消される。

 その際に有効なのが珈琲に含まれるカフェインだそうです。

 豆蔵では試すことができませんが、飲み過ぎた翌朝?もし頭がズキズキと痛んだら

 まずは1杯の珈琲を試してみてはいかがでしょうか。

 あとお酒を飲まれる方の高血圧を改善するのにも珈琲が良いと言う研究結果も出ています。

 この効果は珈琲を飲み始めて約1週間後から現れるようです。

 珈琲を飲むのをやめたとたん、血圧が上昇する・・・そんな傾向があるという結果もでている様ですよ。

 ただこの研究に関して、珈琲を1日3杯以上飲まれると言う条件付きです。

 それから、これは記載されてなかったけど、多分お砂糖など入れず、ブラックで飲んだ時結果だと豆蔵は思います。

 いくらお酒を飲まれる方に珈琲が良いと言っても、我慢して飲むのもどうかとは思います。

 お砂糖などを入れなくても美味しく・・・・甘く感じられるような珈琲を作っていくのも豆蔵達の責任かもしれませんね。

 また、この研究結果も全ての人に当てはまるかはわかりませんが

 珈琲が肝機能を良好に保ってくれるというのはお酒を飲まれる方にはありがたい事ですね。

 お酒も珈琲も自分の身体と相談して、飲み過ぎには注意しましょうね(*^_^*)


コラムVol.42

 前にもお話しした事があるかと思いますが、珈琲豆も農産物です。

 豊作の年もあれば天候不順などで不作の時もあります。果物などと同じですね。

 よく耳にするブラジルと言う銘柄・・・。豆の種類。

 例えばブラジルサントスアマレロブルボンと言う種類のように、通常真っ赤な実を付ける珈琲と違い

 黄色い実を付ける種類の豆など、同じブラジル産でも種類が異なります。

 種類は同じでも色々な農園があり、その農園によっても育て方の違いからか、味や風味にも違いが現れます。

 わかりやすくお話しすると、佐久平で有名なリンゴ。

 これに例えれば、種類とは、フジや紅玉・・・王林のような違いの事ですね。農園の違いは〜・・・

 例えば立科で育てているりんごと臼田で育てているりんご。

 また、同じ地区でも、○○さんの家で作ったりんご・・・と言ったように

 育てられている農園によっても味や風味も異なる場合があります。

 りんごで言うと立科の五輪久保のりんごが有名ですよね。お米なら浅科の五郎兵衛米。

 似たように珈琲でも有名な地区。地区と言うより農園があります。

 珈琲にはカップオブエクセレンスと言われるものがあり、これは珈琲生産国の年間を通して

 もっとも優秀な品質高い珈琲農園を選任の国際審査員と国内のコーヒーカッピングテスター・・・

 珈琲を口に含みながら、産地・銘柄ごとの品質を鑑定する人のことですが、その人達により審査されるものです。

 この審査に選ばれた農園は、五輪久保のりんごや浅科の五郎兵衛米のように高く評価され

 珈琲輸入会社などに対し公開国際インターネットオークションを通じて販売されます。

 オークションですから最高価格を提示した業者が、出品された当該ロットの全てを買い取ります。

 豆蔵のようなお店は、その商社から購入する事になりますね。

 さすがにその国最高の珈琲だけあって値段も高価(汗)。それでも手に入ればましな方です。

 大方の珈琲はすぐソールドアウトになり、容易に手に入れる事もできませんね。

 豆蔵の店で販売していた銘柄では、当時ニカラグア産のカップオブエクセレンス豆を取り扱ってました。

 ・・・が、その年その年で受賞農園もかわり、今はその豆がカップオブエクセレンスの称号付きの豆とは違います。

 しかし以前に受賞した農園の豆に悪い豆は無いように思います。

 なぜなら、その農園は毎年カップオブエクセレンスに選ばれるよう常に向上意欲があるからだと思います。

 だからと言って選ばれた事の無い農園が決して向上意欲が無い訳ではないと思いますが

 1度でも受賞した喜びを知る農園の方が実感した事の分、強い気もします。

 受賞した農園は、また受賞する為に・・・受賞されてない農園は、受賞するように・・

 ・同じ珈琲を育てる農園がお互い切磋琢磨し続ける事で、今以上の珈琲が育てられる気がします。

 受賞された農園の辺りで品質の良い珈琲ができあがるのは、そんな事もあるかもしれませんね。

 豆蔵も向上意識を忘れず、珈琲を育てられてる人達の事を思いながら

 これからも心を込めた焙煎に励んでいきたいと思います・・・

コラムVol.43

 先週の放送で、同じ銘柄の珈琲でも農園によって味や風味の違いがあると言うお話をさせて頂きました。

 珈琲の場合、毎年優秀な品質の高い農園を選び

 カップオブエクセレンスと言う称号を与えられるともお話しいたしました・・・が、先週の放送を聞いていて

 少し疑問と言うより、本当にその称号をもらった農園が一番なのか考えてしまいました。

 確かに受賞された農園は、毎回の受賞を目指し日々研究をし、よりよい珈琲を育てる努力をする事で

 その年の収穫量だけを考えて育てている農園よりも美味しく素晴らしい珈琲が出来ると思います。

 でも、称号云々には興味が無いけど、称号を与えられた有名な農園の珈琲と同じくらい、

 もしかしたらそれ以上珈琲に対してこだわりを持っている農園もあるんじゃないのか?

 人それぞれ。色んな価値観・・・考え方を持っていると思います。

 先程お話しした称号を得るために努力する人もいれば、称号にはこだわらないけど珈琲にはとことんこだわる人

 ・・色んな考え方の人もおられます。

 確かに豆蔵のような小さな店だと有名な農園で収穫されたの珈琲豆を入荷する方が間違いはないと思いますが、

 無名な農園でも素晴らしい珈琲は必ず存在するとも思います。

 本当は現地まで行って、色んな農園の豆の品質や状態。その農園の方のお話や考え方などをなどを聞いて

 納得のいく豆を仕入れられれば良いんですが・・・さすがにそこまではできませんからね(汗)

 いずれそ〜なれればいいと思ってますが・・・今のところ少し遠い夢です(笑)。

 ただ、生豆を取り扱っている商社の専門チームが現地まで出向き

 品質の良い豆を豆蔵のような店に供給してくれていますし、同じ銘柄の中から数種類サンプルを頂き

 その中から豆蔵が一番良いと思う豆を入荷させてもらってます。それだけでも豆蔵は幸せかもしれませんが・・・。

 話がずれちゃいましたが、有名な農園じゃなくても珈琲にこだわりを持って育てている方々もおられると思います。

 自分が育てる珈琲にこだわりを持たない方の方が少ないと思います。

 そんな事を考えたら有名な農園で収穫された珈琲?・・・確かに良い物だと思いますが

 有名ではなくてもこだわりと情熱を持って育てられている珈琲は、それ以上に良い物もあるのではないのか・・・。

 そうだとしたら、農園云々の事も、少し考え方を変えていかなければならないかな〜・・・と。

 少し頭をよぎりましたのでお話しさせていただきました。

 ただ、有名だから良い。無名だから悪いと言う概念はやめようと豆蔵は思います。

 こだわりを持ち、日々努力され育てた珈琲豆なので、焙煎する側も、育ててくれている方と同じ様に

 こだわりを持ち努力していかなければいけない・・・そんなように豆蔵は思います。

 今日はクリスマスイブです。皆さんに幸せになれるようなプレゼントが届くことをお祈り致します。

コラムVol.44

 新年あけましておめでとうございます。

 昨年中は、豆蔵のつたない文章にお付き合いくださりありがとうございました。

 気が付けばコラムを書き始め、今月で1年になります。

 文才のかけらもない豆蔵にとって、1年間続ける事は、正直難しいと思ってました。

 何度も挫折しかけたけど、その度に色んな方に励まされ、何とか1年を迎える事ができました。

 自分自身では「1年間は頑張って続けるぞ!」っと思ってきましたが・・・

 何事も一人の力では限界がありますよね。聞いてくださってるリスナーの方やFM佐久平スタッフの皆様他。

 これからもお力添えをよろしくお願いいたします。豆蔵も出来る限り頑張っていきたいと思います。

 さて・・・新年にあたり豆蔵は、焙煎機を1台増やそうと計画しております。

 販売する珈琲の量が増えてきたから・・・っと言う理由だけではないんですが・・・。

 今使用しいる焙煎機?長年の使ってきたせいで釜の内側に珈琲の油などが付いてしまい

 思うような珈琲に仕上がらなくなってきた・・・そんな理由からです。

 釜の内部に油分が付くとは言っても、その油が垂れたり珈琲の豆に付着する事はありませんのでご心配なく・・・。

 確かに深い焙煎の珈琲は、豆に油が付いてます。

 豆蔵の店の珈琲でも瓶に油が付く豆もあります。でもそれは、日を追う事によりその豆自体から出る油分であって、

 釜に付いた油分とは違いますし、深い焙煎の豆でも焼きたてすぐの豆は表面に油が付く事はありません。

 ただ、エスプレッソやアイスコーヒー用のように、なかなり深い焙煎・・・フレンチローストやイタリアンローストの豆の事ですが

 そのくらいまで焙煎が進むと焙煎の途中から豆の表面に油が付き、キラキラした豆になります。

 その油も釜に付いた油分ではないのでお間違えなく・・・。

 釜に油分などが付着すると言いましたが、釜の内部に油分などが付く事は、決していけない訳ではありませんよ。

 現に内側に油分などが付いて、「やっと焙煎機がこなれてきた・・・」とおっしゃる方もおられますし

 新しい焙煎機で何度も何度も珈琲を焼いて、こなれてからでなければ販売しないと言うこだわりのお店もあると聞きました。

 豆蔵の場合も、深い焙煎の珈琲を焼くには今の焙煎機で問題ないんですが、

 浅い焙煎の豆を焼く時に、この油分などが邪魔をしてしまい、理想の珈琲に仕上がらない場合があるんですよ。

 例えば香り・・・先程もお話した釜内部に付いた油分と煙によって焦げ臭さが浅煎り豆に付いちゃう場合があります。

 深い焙煎の豆は、この香ばしい焦げ臭さが一つの特徴なんですが、浅炒り豆には少々邪魔になってきます。

 浅炒り豆には浅炒の、深煎り豆には深煎りの良さをだしていきたいですからね!

 話が長くなっちゃいましたが、そんな理由から新たに購入しようと考えてます。

 ・・・このご時世少々きつい面もありますが、お客様に喜んでいただける為、

 理想通りの珈琲が仕上がる為なら安い買い物かもしれませんね・・・。

 今年1年が皆様にとって良い年であります様お祈りしております・・・・


コラムVol.45

 昨年、豆蔵のパソコンの動きがぎくしゃくしてしまい、ついに11月新しいパソコンに入れ替えました。

 まだ新しいので比べるのはどうかと思いますが、このWindows7。動きが速いです。

 本当は、もう半年くらいして、色んな不具合など改善されてから買い換えた方が良いと言う意見もありましたが・・・

 何せそんな悠長な事を言っている状態ではなかったので新調した次第です。

 そう言われれば前のパソコン・・・Windows XPも発売すぐに購入した気がします。

 新し物好きな訳ではないのですが、そ〜ゆ〜周期なのかもしれませんね。

 新しいパソコンにして使いやすくなった反面、不都合も多々出てきました。

 その一番はホームページの作成ソフトが古くて対応してくれない事です。

 ここ最近更新が出来てないので、皆さんに迷惑をおかけしております。新しいソフトも入れたのですが・・・

 パソコンはあまり得意ではない豆蔵。使い方を覚えるまでしばらく時間がかかりそうです(汗)。

 パソコンにかかわらず新しい物は、使いやすい様に改良・開発され、より便利になりますよね。

 前回お話しした焙煎機も同様です。温度設定から時間・・・

 ありとあらゆる事が操作パネルひとつで美味しい珈琲ができあがります。使いやすい分お値段もはりますけどね。

 豆蔵の使用している焙煎機は、最低限珈琲が焼ける機能しか付いてません。

 当初、全て自動で出来る焙煎機を・・・と思ってましたが、何しろお値段が高いため諦めました。

 でも、それが結果に良かったと思います。

 なぜなら前にもお話ししたと思いますが、珈琲の生豆。この生豆が、その年の出来や農園。取れたての豆か

 何年か寝かせた豆か・・・それによって豆の状態も、豆に含まれる水分量も全然違い、常に同じ時間。

 同じ火力では豆の膨らみが違う事に気付きました。

 特に豆蔵の仕入れている生豆は、ニュークロップと言い、取れたて1年以内の豆を使用している為に、

 いつも同じと言う訳にはいきません。生豆自体、自然に水分がとぶので1年以内と言えど

 取れてから何ヶ月によっても水分量が違うと言う訳です。

 焼きながら豆の状態を確認しつつ焙煎してます。

 もしこれが自動で出来る焙煎機を購入していたなら、色々な事に気付く事もなかったかもしれませんね。

 それから・・・色んな機能が付いていない分、自分オリジナルの焼き方がしやすい点ですね。

 自家焙煎珈琲のお店は、その店その店の特徴があると思います。

 それは豆の種類だけの問題ではなく焙煎のやり方も大きく影響してると思います。

 今使っている焙煎機は、その焼き方・・・アレンジのし方がやりやすい。豆蔵はそう感じてます。

 ただ、最新式の自動焙煎機で焼いた事がないのでわかりませんが

 その焙煎機にはその焙煎機の良さがあると思います。

 あくまで豆蔵が焙煎している現時点でのお話ですので、その点ご理解くださいませ。

 これから先、もし自動の焙煎機を使用する。そうなった時には、この考えが全て正しいものではなくなる気がします。

 新しい物には新しい物の良さ。

 旧式の物でも使う用途によっては良い面もあると思います。使ってみてわかったお話でした・・・


 
コラムVol.46

 先日、ある方からチャンスをいただき米良美一さんのコンサートを拝見させて頂きました。

 恥ずかしい話、映画「もののけ姫」の歌しか聴いた事がなかった豆蔵でしたが

 全ての曲に気持ちを込めて歌われていたので、どの曲も感動でした。

 気持ちが込められて歌っておられるせいなのか・・・なにか違うパワーがあるのでしょうか・

 心落ち着き、気持ちいい眠気にまで襲われるようでしたよ。

 色々な困難を乗り越え苦労なされてきた方ですから、人の痛みや、人を思いやる心が人一倍強いのかもしれませんね。

 とても有意義な時間を過ごさせていただきました。

 歌に限らず、珈琲でも・・・また何事も・・・。人の心を落ち着かせ人の為になるよう・・・

 珈琲の場合は、お客さんに美味しかったと言っていただけたり、喜んでもらえるような・・・

 そんな事を考えながら取り組んでいかなければいけない・・・と改めて思った豆蔵でした。

 歌も素晴らしかったんですが、トークにも感動させられました。

 感動したと言うか、豆蔵が考えている事と精通したからかもしれませんが・・・

 コンサートでは日本の童謡や唱歌をメインに歌われてました。

 なぜ童謡や唱歌を歌ったかの理由が、昔から伝わる歌は忘れてはいけない・・・

 そんな考えから、今回は昔から歌い続けられている日本の歌を歌われたそうです。

 昔からの日本の歌!昔の日本の良さ!昔の人達の考え方・・・それらを忘れてはいけないともおっしゃってました。

 たまたまコンサート前に、喫茶店のマスターと同じような話をした為か、妙に共感を覚えました。

 今、純喫茶と言えるお店が少なくなりつつあります。

 お客さんの要望が、もっとお腹にたまる食べ物を・・・と言う事もあるのでしょうが、昔、喫茶店ではトーストやパスタなどの

 軽食が多かったと思いますが、今ではレストラン並み、多彩なメニューのあるお店もあります。

 看板も、昔の「軽食・喫茶」から、「レストラン&喫茶」にかわりましたもんね。

 これは時代の流れでかわっていくもので悪い事ではないと思いますが昔ながらの喫茶店も

 これからの時代、残していかなければいけない気もします。

 ただ食べ物を食べ、飲み物を飲むだけのお店と言う今の考えではなく

 昔のように「このお店に来れば気持ちが和む」とか「このお店のマスターが話を聞いてくれる」

 そんな心を落ち着かせてくれるお店が、これからは大切になっていく気がします。

 最近、昔ながらの食べ物や、昔の食生活が見直されてきてますよね。

 珈琲とは関係ないですが、自分の事を考える前に周りの人の事を考える。

 そんな昔の日本の良さも忘れてはいけない・・・そんなことを感じたコンサートでした。

コラムVol.47

 月日が経つのはほんと早いもので、珈琲のコラムも今回でまる1年になりました。

 これも皆様のお力添えのお陰と感謝しております。

 このお話をいただいた時には、とても豆蔵の力では1年は続かないと思いました。

 当初3ヶ月間・・・と言うお話でしたので、3ヶ月くらいなら珈琲についてお話しできる内容はあるだろうと思い

 快く了承させていただきましたが・・・。3ヶ月が過ぎようとした時に「出来ればもう少し続けてもらいたい」と言うお話を頂き

 迷いつつも続けさせてもらう事にしました。

 豆蔵が経験した珈琲についての事が、3ヶ月の時間では少し足りなかったと言う事もありますが、

 何よりもこのコラムを楽しみに聞いてくださってる方がおられると知らされたからです。

 その時、3ヶ月間と言う時間が妙に短く感じ、楽しみに聴いてくださってる方に対し

何か裏切るような気がした事を覚えてます。と、同時に自分の中で「聴いてくれてる方があるのなら

 出来るだけ頑張ろう・・・・出来れば1年は続けたい・・・」と、密かにそんな考えを持ってました。

 1年の内には話の材料が見つからなかったり、言いたいことがうまく書き表せなかったりと言う事もしばしばありましたが

 リスナーの方からのヒントなどで乗り切る事ができました。

 ・・・何事もそうなんでしょうが「やらされてる」や、「やらなければならない」と言う気持ちで物事に取り組む時は

 良い結果は出ないように思います。正直このコラムも時間に余裕がある時の方が自分で納得できる気がしますが

 時間に追われている時は、文章も浮かばず時間だけが過ぎていく気がします。

 多分知らず知らずのうちに「やらなければならない・・・」と言う気持ちになってるんでしょうね。

 前にもお話しした気がしますが、豆蔵が珈琲を焙煎する時にいつも思う事・・・

 それは焼きたいと言う気持ちを常に忘れず焙煎する事です。

 特に気合いを入れるのが、注文を受けた時!どうしても「焼かなければならない」と言う気持ちになりがちです・・・

 そんな時は、お飲みになられるお客さんの顔を思い浮かべ「美味しい珈琲だね」と言って頂けるような珈琲を焼くぞ・・・

 そんな考えに切り替え焙煎に入ります。

 そんな気持ちのコントロールが、コラムや焙煎を通してだいぶ養えたと思います。

 色々な経験をする事により、考え方も、人間としても変わっていく気がしますね。

 この1年間のコラムのお陰で、多くの方と出会い、色々な勉強をさせてもらい、色々な苦労や喜びを学んで

 1年前の豆蔵より少し成長させていただいた気がします。

 目標である1年は達成しましたが、お話できる話題があるうちは続けていきたいと思ってます。

 ここ3回ほど珈琲と関係ない様な内容になってしまいましたが

 珈琲に限らず何をやるにも気持ちが大事と言う事で・・・・お許しください。

 次回からは珈琲についてお話ししたいと思ってます・・・・


コラムVol.48

 豆蔵が自家焙煎の珈琲を販売した当初・・・たまたまかもしれませんが

 お客様の多くは少し年配の方が多かったように思います。

 前にお話ししたか忘れちゃいましたが、その頃は、若い人達の珈琲離れ・・・珈琲にあまり興味がないよな傾向で

 何とか若い人達ににも珈琲の美味しさをわかってもらいたいと思った記憶があります。

 まだこのコラムを始めた頃、ちょうど1年前くらいかな?その頃もまだ若いお客さんは少なかったと思います。

 最近ですが、その頃に比べると若いお客さんが多くなった気がします。

 珈琲に興味を持ってくれたのか、美味しい珈琲に出会えたのか・・これは本当に嬉しいことですよね。

 先日もご来店頂いたお客様・・・若い方ですが、その方も数ヶ月前頃に初めて来店され

 「これから珈琲にはまろうと思います」とおっしゃり、それ以来頻繁に来てもらってます。

 当初のお話だと珈琲には興味があるけど、どうしても美味しいと感じた事がないとの事でしたので

 苦みも程々。酸味も程々の飲んで甘みを多く感じる珈琲をお勧めしました。

 最初に飲まれた珈琲が美味しく感じなければ、この先、珈琲という飲み物から離れちゃう恐れもありますので

 責任は重大だと思いましたね。

 笑いながらの対応でしたが、銘柄によっての味の違いや、珈琲の産地について・・・

 はたまた時間の経過による味の変化など・・・・何とか珈琲に興味を持ってくれるよう、必死でした。

 やっぱり一番は、飲んだ時の感じ方でしょうね。

 お陰様で、最初は豆蔵が教える立場だったんですが、今では逆に色んな事を教えて頂ける生徒さんになりましたよ。

 普段珈琲をよく飲まれる方と同じように、これから珈琲に興味をもたれる方にも味や香りなど

 好みがある事も一つの勉強でしたね。

 この教えから、初めての方には、先程もお話したあまり癖のない飲みやすそうな珈琲を・・・

 それから苦み系の珈琲。そして酸味系の珈琲・・・そんな感じでお勧めしてます。

 その中に必ず好みの珈琲がある事もわかりました。

 先程のお客さんですが、最近では癖のない飲みやすい珈琲は物足りないとおっしゃり、癖の強い銘柄になってきてます。

 珈琲の好きな方の多くは、嫌いな味の珈琲よりも、こうした癖を好まれる事が多いので

 この方も珈琲にはまりつつある事は確かですね。

 これから珈琲を飲もう・・・興味を持とうと思ってる方も、最初に飲んだ珈琲が口にあわないから嫌いにならず

 色んなお店。色んな銘柄の珈琲を試してみてください。自分にあった珈琲が必ずみつけられると思いますよ。

 せっかく珈琲に興味を持ってもらえたのなら、豆蔵他、珈琲を販売している店も

 「この珈琲なら飲める!」そんな珈琲を焙煎していかなければならない責任もあると思います。

 「ここの珈琲は美味しい。この店の珈琲が好きだな」

 ・・・・その言葉が一番の利益だと豆蔵は思っていますし、

 こらからもそんな言葉をかけられる珈琲を焼いていきたいと思います・・・・。

コラムVol.49

 2月に入り、寒さが厳しくなった気がします。大寒の日の夜中はなま暖かい風が吹いたり

 立春には厳しい寒さだったり・・・陽気はおかしいですね。

 この寒暖の差のせいか、はたまた気がたるんでるせいか、豆蔵も久々に風邪をひいてしまいました。

 お陰様で、珈琲の香りが判別できるくらいの軽い症状でしたので焙煎には支障でませんでしたが

 皆さんも体調管理には気を付けてください。

 特にこれから受験シーズンです。受験される方も、頑張りすぎないで、ちょっと一息!

 珈琲やココア・・・ホットミルクなど飲んで身体を温め、気持ちを落ち着かせながら頑張ってくださいね。

 よく『眠い時に珈琲を飲むと眠気がとれる』と言いますが、確かにカフェインには中枢神経興奮作用・・・

 簡単に言うと脳が活性化する作用もあるみたいです。ただこの作用も大切かもしれませんが、

 豆蔵は、張りつめた気持ちに休みをとらせるための手助けが珈琲であればいいんじゃないのかな?

 ま〜珈琲じゃなくても紅茶やココア日本茶でも・・・心を落ち着かせる時間も必要なんじゃないか・・・

 そんな事を思ってます。

 珈琲を飲むと勉強に集中できるとか、試験の前に飲むと頭の回転が速くなり、計算などがスムーズに出来る

 と言う意見もあれば、問題が早く解ける分ミスも多くなると言う話も聞き賛否両論ですが

 試験を受けられる方が珈琲を飲んで落ち着けたり集中できると思えるなら、これほどの良い物はないと思いますよ。

 しつこく勉強や試験のお話をしちゃいましたが、豆蔵2世も今年高校入試・・・・

 落ち着きのない息子に何事も落ち着き、普段の実力が発揮できるように・・・

 そんな我が子に言い聞かせるようにお話してしまいました。

 さて2月15日はバレンタインデーですね。豆蔵の店でもバレンタイン用のギフトを制作しました。

 いつも準備が遅いと注意されるんですが・・・

 年が明けてからバレンタインまで妙に時間が早く過ぎていつもぎりぎりになってしまいます。

 計画が悪いのか、始めるのが遅いのか・・・その年のイベントが終わったら

 すぐに次の年のイベントの事を考えていければ良いと思います。

 今年の反省を次回に生かすには、終わった直後の方が反省点も明確にわかりますし

 時間が経てばわすれてしまう事もありますしね!

 テストが終わって休みたい気持ちもわかるけど、間違った問題や、解らなかった問題は

 すぐに見直し理解させた方が次回良い結果に繋がる・・・

 学校で学ぶことも社会で学ぶ事も基本的なものは同じような気がします。

 見直しや反省・・そんな気持ちを持っていれば今よりより良い物。良い結果に繋がっていくと思います。

 今回のコラムは珈琲と言うより試験や勉強についてになっちゃいましたが、

 受験シーズンと言う事で・・・大目に見てやってください・・・・

コラムVol.50

 このコラムも1年が過ぎ、今回で50回となりました。

 数を重ねるうちに、前にお話しした内容や考え方など、少しずつ変化している事にも気付かされます。

 たかが1年ですが、その毎日が日々勉強させてもらってるお陰だと思います。

 その一つとして・・・前にニューギニアシグリと言う銘柄を紹介した時の事ですが、

 当時、このニューギニアシグリとケニアが豆蔵の口にはど〜も合わないとお話いたしました。

 なぜなら、この2種類の珈琲は、独特の風味をもっているからです。

 その風味が豆蔵の一番にがてとしているロブスター種の風味とフレーバーコーヒーの風味に似ているからと言う理由でした。

 確かに今でもその独特の風味はありますが、当時よりも美味しく頂けてます。

 なぜ美味しく感じるようになったのかと言うと、当時のカップリング・・・簡単に言えば味見ですね。

 そのカップリングは焙煎後1日くらい寝かせた豆だけを試飲してました。・・勉強不足だったんでしょうね。

 珈琲は銘柄によっては寝かせたほうがその珈琲本来の美味しさが増す!

 ・・・・そんな勉強結果も前にお話しさせてもらいましたが、このニューギニアシグリもまさにその一つで

 焼きたてより寝かせたほうが風味が良い具合に緩和され

 強烈だったチョコレートの様なフレーバーが優しく表現されるようになりました。

 ガテマラやサントス同様、この珈琲も時間が経過した方が美味しいく変化する事を新たに勉強させてもらいました。

 今では焙煎後のカップリングで風味や味・香りが理想と異なる時には、数日から数週間寝かせて試飲してます。

 これも学んだ事の一つですね。

 付け加えるなら、最近お客さんに「この銘柄が飲み頃ですよ」とお話できるようにもなりました。

 前なら迷わず焼きたての珈琲を勧めてたんですがね・・・・

 これからも勉強しながら、より美味しい珈琲を焼いて、お客様に喜んでもらえるように頑張りたいと思います。

 先程、寝かせた方が美味しいと言いましたが、1ヶ月2ヶ月・・・寝かせる時間が長ければ良いと言う事ではありませんよ。

 焼きたての珈琲を購入して、飲まれる方の好みで寝かせる時間を調整してもらうのが一番だと思います。

 『銘柄も好み!焙煎の度合いも好み!寝かせる時間も好み!』

 同じ銘柄でも今まで以上に美味しく召し上がれる要素はまだまだある気がします。

 豆蔵もより美味しい珈琲を求めて勉強していきますが、お飲みになられる方も色々な工夫してみてくださいね。

 新しい発見があるかもしれませんよ・・・

コラムVol.51

 美味しい珈琲とは・・・以前にもお話ししたと思いますが、美味しい珈琲イコール飲みやすい珈琲・・・

 豆蔵の考えですと、癖がなく甘みを感じる珈琲だと思ってました。

 そんな考えから、豆蔵オリジナルブレンドも、甘みを感じる出来るだけ癖のないブレンドに仕上げたつもりです。

 ま〜今でもその考えはかわってはおりませんがね・・・ただ最近気付いた事ですが

 その癖のない珈琲より少し癖のある珈琲をお求めになるお客さんが多くなってきたように思います。

 お客さん自身ご自分の好みがわかってきているのか、その癖と言われるものが美味しいと感じられものになったのか・・・

 珈琲に対して興味を持ってこられた事は事実ですし、珈琲に携わる豆蔵としてはたいへん嬉しい事です。

 先程もお話ししたブレンド・・・基本的にオリジナルブレンドと言われるものは

 そのお店の人が「これは美味しい」と思う珈琲に仕上げてあるお勧めの珈琲です。

 豆蔵のブレンドもこれにしかり、豆蔵が「これは癖もなく、甘みもあって美味しいな」と思うような珈琲に仕上げたつもりです。

 でも考えれてみればそれは豆蔵の味覚と好みで美味しいと感じる珈琲であって、

 お飲みになる全ての方が美味しいと感じられるのかは、あてはまらない気がします。

 先程の癖を好むと言うお話。その考えからすれば、豆蔵の考えのあまりにも癖のない飲みやすい珈琲・・・

 これがが美味しいと言う事でもないんじゃないのかな?・・・最近そんな疑問も浮かぶようになりました。

 色々考えましたよ。今までと違う少し癖のあるブレンドを作ってみようか、今までのブレンドの配合をかえてみようか・・・などなど。

 でも、初心にかえり最初の考えを思い出した時

 「珈琲が苦手な人でも美味しく飲める珈琲を作るぞ!」と言う思いがあった事を思い出しました。

 そんな事もあり、今までのようにあまり癖のない飲みやすい・・・

 ま〜今までのブレンドで良いんじゃないかと言う結論に至った次第です。

 癖・・・独特の風味や味を好まれる方には、それに近い銘柄をお勧めしれでもお口に合うような珈琲にならない時には、

 お客さんと一緒に勉強し、一緒にブレンドするようにしていきたいと思います。

 癖と言う事に対しての考え方もそうですが、

 まだまだ勉強しなければならない事も多い事に気付かされた最近の出来事でした・・・・

コラムVol.52

 前回のお話に出てきた珈琲の癖・・・

 豆蔵の苦手なフレーバー珈琲のような風味も癖なれど、豆蔵の好きな酸味もまた癖なんですよね。

 苦みを求める人や酸味を求める人。

 苦みが苦手な人や酸味が苦手な人。みんな自分の好きな癖を探してるような気がします。

 『癖』・・・そんな風に表現すると、いかにも悪者のように思ってしまいますが、癖イコールその珈琲の持つ良さ・・・

 珈琲にたいして今までそんな表現をしていた事が申し訳ない気がします。

 そう考えると、前にもお話しした事のある豆蔵の苦手なジャバロブスター。

 その銘柄の持つ独特な風味や味も、その珈琲の持つ良さなんですね。

 その良さが豆蔵には合わないだけで、飲まれる人が、その珈琲の持つ特徴が好きか苦手かの問題だけですね。

 人間関係も同じ事が言える気がします。

 その人の持つ性格や雰囲気は、その人の良い面と言う事ですね。

 人の性格や考え方は、その人の良さなのではないでしょうか。

 自分と同じ考えでなければ駄目とか自分と同じ行動をしなければおかしいと言うよう欠点みたいに表現する人もおりますが

 それはその人の考え方であって、その考え方が合うか合わないかは相手の方しだいだと思います。

 ただ、珈琲なら、お客さんの要望に応えられるような珈琲を焼くと言うように、

 人も相手の人に喜ばれる行動をしていかなければ・・・そんな努力をしていかなければいけない気もします。

 人の考え方と少しずれてる豆蔵を励ますような文章になってしまいましたが

 「癖」と言う事を考え文章にしながら人に対しても共通する面もあるんじゃないかと思いお話しさせてもらいました。

 ただ、この考え方自体豆蔵の考えなので、違った考え方があって当然ですし、その違いが良い考え方と言う事ですね。

 何か珈琲と関係ない豆蔵自身何をお話ししているのかわからない話題にスリップしてしまいましたが・・・

 コラムを書いている時はいつもこんな感じで、珈琲以外でも考えさせられる事が多いですね。

 コラムを通し豆蔵も、少しでも大きくなれるようこれからも勉強していきたいと思います。

 話を珈琲に戻しますが、今回入荷したニカラグア産の珈琲。

 この珈琲も独特で、味や風味はフルーティー・・・珈琲と言うより、フルーツティみたいな感じです。

 ただこれがこの珈琲の良さなんですね。

 少し前の豆蔵なら「この珈琲は珈琲らしくない」と言ってお勧めしない銘柄でしたが

 これからは、この特徴を薦めていきたいたいと思います。

 また特徴的な風味を持つ銘柄がありましたらご紹介させてもらいますね・・・・


コラムVol.53

 前回お話しさせていただいた珈琲の癖・・・その銘柄の持つ良さの事ですね・・・

 そんな特徴を持つ代表的なものにモカがあります。

 その独特な酸味とフルーティーな香りで人気の珈琲ですが、以前にもお話ししたように

 2008年4月に基準を超える残留農薬検出以来、エチオピア産珈琲の輸入量が激減しております。

 事実豆蔵の元にもエチオピア産モカが入ってくるのはまれで、いわゆる貴重プラス高価な豆になっております。

 この問題が発生する以前は、その独特の風味やお手頃な価格で、ブレンド珈琲には欠かすことのできない銘柄でしたが

 先程のお話通り品薄と価格高騰で豆蔵の店他、ブレンドにモカを使用していたお店やメーカー側も困惑している次第です。

 幸いな事に豆蔵の所にも昨年末までは、少量でしたがモカが入っていました。

 しかし今年に入り、どこの業者からも在庫の無し!の連絡が!!

 今年に入りとお話ししましたが、無くなったのはほんの一瞬で、昨日までは在庫あり!から次の日は在庫無し・・・

 1日・2日でそんな状態になってしまいました。

 取引先数社すべて同じ時期に無くなると言う事は、大手メーカーや、豆蔵のような自家焙煎店で

 今年もエチオピア産モカの入ってくる見込みが少ないと予想された結果じゃないかと豆蔵は思います。

 随時モカの情報を把握してなかった豆蔵の勉強不足ですね〜。

 1日早ければ生豆を仕入れできたのに・・・そんな思いに未だ悔やみ反省をしています。

 そんな折り、一つの会社から「モカが入荷しました」と連絡を頂きました・・・

 有難いと思ったのもつかの間・・・同時に悩みましたね〜。

 モカはモカでも、豆蔵の望む産地ではないと言う事と、その価格・・・。

 値段がイエメン産モカとあまりかわらないんですから(汗)

 イエメン産モカとは歌でも有名なモカマタリなどで、残留農薬検出事件がある前は、

 エチオピア産モカと、イエメン産モカではかなり価格も異なりました。

 今でもイエメン産の方が高価ですが、その差が縮まざるをえない状況になってる事は事実です。

今もスーパーなどではモカを探す事が難しくなってますが

 これからさらに見つけることのできない幻の珈琲になってしまうかもしれません。

 ただ日本経済新聞によると、一部大手珈琲メーカーでは、品質検査体制の拡充で

 再開のめどがたったと言う事で、モカの販売を始めると報じられております。

 モカ愛好者のため・・・お店のため・・・1日も早い輸入再開を祈ってます・・・・

コラムVol.54

 日本で消費されている珈琲は、沖縄や小笠原など一部を除いて、全て輸入されております。

 品種や栽培環境・栽培方法によって味や風味はさまざまですが、

 収穫されてから焙煎前の状態・・・その生豆の状態に加工された珈琲豆を、およそ40ケ国から輸入しています。

 今回は、「珈琲が日本に入ってくるまで」と言うより「生豆が豆蔵の店に入ってくるまで」について少しお話しますね。

 その国によって日本に入荷するまでの課程・行程は多少なり異なると思いますが、

 今回は皆さんご存じのブラジルについてお話しをしたいと思います。

 農家で収穫された珈琲の実を、 乾燥・脱穀して生豆にします。・・・ここまではお米と同じような作業ですね。

 その農家が収穫した生豆を輸出会社に販売します。

 輸出会社は日本などの消費国に生豆を売り込み、 取引が成立したら顧客の要望に沿った珈琲を選別し、

 袋詰めした後コンテナに積み込んでトラックで港へ運びます。

 輸出手続き完了後、顧客の指定する貨物船にそのコンテナごと積み込まれ日本に輸入され倉庫で保管されます。

 その後、大手商社を通し豆蔵のような焙煎店や大手コーヒーメーカーに生豆は届く

 という仕組みになっているというわけです。

 ブラジル産と言っても商社によってオリジナルの銘柄もあったり、同じ銘柄でも、サイズの違いや味・風味の違いがある為

 豆蔵の店でも数社から仕入れる形をとってます。

 前回放送のエチオピア産モカについても、ひとつの商社では入手が困難の状態でも、

 数社の中ならば手に入る確率も多い・・・そんな事も複数の商社と取引している理由の一つでもあります。

 ただ、今回のモカに関しては、豆蔵が取引させていただいている全ての商社で品切れになってしまいましたけどね・・・(汗

 話が飛んでしまいましたが、そんな経緯で豆蔵の所に生豆は入ってきます。

 珈琲を育てている農家の方ももちろん、珈琲に携わる会社の方々・・・

 その人々それぞれが、お飲みになられるお客さんに美味しい珈琲を提供したいという思いで日々努力されております。

 このように多くの思いがこもった生豆ですから、豆蔵のように焙煎する者も、少しでも美味しい珈琲に仕上がるよう

 いつも心がけ、焙煎していかなければ!と思います。

 今回ブラジルについてお話いたしましたが、世界には珈琲豆の善し悪しを決める評価・・・

 その評価方法があり、その方法も色々です。次回はそんな珈琲の評価方法についてお話ししたいと思ってます

コラムVol.55

 今回は、前回お話ししたように、珈琲の評価方法についてお話しいたします。

 世界には珈琲豆の善し悪しを決める評価方法が色々あります。

 今回は豆蔵が勉強した中の「ブラジル方式」と言う方法と「SCAA方式」と言う

 アメリカスペシャルティーコーヒー協会で行なわれている方法についてお話しますね。

 今週は「ブラジル方式」についてのお話です。

 これはブラジルでの評価方法の事で、この方法の中にも「カップ評価」と「物理的評価」と言う2つがあります。

 「カップ評価」とは、サンプル豆に欠点の風味があるかないか・・・

 また、あればどんな欠点風味があるのかを調べるために行う評価の事です。

 欠点の内容も大きく分けて4つに分類されます。

 一つ目はソフトと言われるもので、 異味異臭がなく、ソフトな印象な豆。

 次にハードと言われる渋みなどの刺激がのある豆があるかないか・・・。次がリオイと言い、弱いリオ臭があるかないか・・・

 最後にリオと言われる強いリオ臭があるかないか・・・この4つです。

 最初の2つは何となくわかると思いますが、後の2つに出てくるリオ臭ってあまり聞いた事がありませんよね。

 リオ臭とは、ブラジル産コーヒー特有のフレーバーで、ヨード臭や薬品臭と表され、

 どちらかと言うとランクが低く、悪い豆と分類されるものです。水道のカルキ臭に似てるみたいですよ。

 以上4つの評価・・・これを「カップ評価」と言います。

 次に「物理的評価」。

 この方法は、今お話しした評価に加え、スクリーンと欠点数よって格付けが行なわれます。

 スクリーンとは、豆の大きさのことで、豆のサイズが規格に合うか合わないかと言う事ですね。

 欠点数とは、珈琲豆300g中にそれぞれの欠点豆が何個あるかを確認し、欠点数が計算されます。

 以上が物理的評価です。

 そしてこの評価が産地での価値付けとなり、販売の価格を左右する一要素になるようです・・・が、

 豆蔵が生豆と付き合って思う事ですが、その年の出来ばえで、豆のサイズもまちまち。

 大きかったり小さかったり・・・また欠点豆にしても、その年によって混入率も違うのが事実です。

 例えばサントスアマレロブルボン・・・昨年は小降りな豆でしたが、今年に入ってからの豆は数段大きいサイズです。

 だからと言って値段がかわる事もありませんけどね。

 そんな事を考えると、この評価もその年によって規格が違うのでは?・・・そんな気もします。

 ただ、この評価があればこそ、皆さんに美味しい珈琲が提供できるんですよね。

 今回は「ブラジル方式」のお話をしました。

 次回は「SCAA方式」についてお話させてお話しさせて頂きます・・・・

コラムVol.56

 今回は前回に続き、珈琲の評価方法についてお話しさせていただきます。

 今週は「SCAA方式」・・・アメリカスペシャルティーコーヒー協会で行なわれている方法についてのお話です・・・

 「SCAA方式」も「ブラジル方式」同様、カップ評価と物理的評価があります。

 「ブラジル方式」のカップ評価は欠点豆を見つける事を目的としてましたが、

 「SCAA方式」では、優良豆を見つける事を目的としてる様です。

 カップ評価では、まず「珈琲を挽いたときの香り」「お湯を注いだ時の香り」「口に含んだ後、鼻から抜ける香り」

 それから酸味や豆の大きさなど総合的な印象を6〜10点までの間で0.25点刻みに質と強弱を複合的に点数化し評価します。

 次に豆のサイズが均一で綺麗か・・・甘さはあるかないかを確認し、その結果を点数で評価します。

 欠点豆については同じく点数で評価されますが、欠点風味の強弱によってマイナスになっていく点数も多くなります。

 ここまでが「SCAA方式」でのカップ評価です。

 次に物理的評価・・・これは「ブラジル方式」と似ています。生豆の欠点・水分値・色・におい・・・これらを評価していきます。

 生豆350g中にそれぞれの欠点が何個あるかを確認し、珈琲を淹れた時の影響を考慮して

 スペシャルティグレード1・スペシャルティグレード2・・・ビロウグレードと言う順に分類されます。

 この分類も点数制で、、欠点数が5点以内ならスペシャルティグレード1。8点以内ならスペシャルティグレード2。

 それ以外はビロウグレードとなるようです。

 点数について詳しくお話しするとカテゴリーが多すぎて時間がかかりすぎますので、省略させていただきますが、

 簡単に言えば虫食い豆や未熟な豆などの欠点豆の事です。

 あと、これは「ブラジル方式」とは異なりますが、「SCAA方式」では焙煎した豆も評価します。

 焙煎豆100gの中の不良豆の数を調べ、ひとつも入っていなければスペシャルティグレード1。

 不良豆が3個以内ならスペシャルティグレード2。それ以上入っていればビロウグレードと分類されます。

 以上の評価から、先程からお話しに出ているスペシャルティグレード1・スペシャルティグレード2・

 ビロウグレードに評価されるようです。

 ただ2010年3月に開催されたSCAA主催のカッピングジャッジの講義から、

 物理的評価時の呼称がスペシャルティグレード1 が スペシャルティーに、

 スペシャルティグレード2 が ビロウ スペシャルティに、そしてビロウグレードがコマーシャルと変更になるようです。

 今回「SCAA方式」と「ブラジル方式」2種類の評価方法のお話をしましたが、

 他にも「SCAJの評価方法」などありますが・・・専門的な話が続いたので、この話は少し間を開け

 次回からは、もう少し身近な話題にしていこうと思っております・・・・

コラムVol.57

 4月に入り、春らしい陽気になってきましたね。

 春・・・爽やかなイメージからか、あっさりした酸味系の珈琲が飲みたい・・・そんな風に思うのは豆蔵だけでしょうか。

 最近酸味系の珈琲を好まれる方も増えてきていますが、苦み系の珈琲に比べれば依然酸味の苦手な方の方が多いようです。

 そんな酸味の苦手な方に、飲みやすい酸味の珈琲をお勧めする事があります。

 酸味の強調された銘柄でも、焙煎した日が、当日か翌日くらいは酸味も優しいです。

 例えば酸味系の珈琲で有名なタンザニア産のキリマンジャロでも、焼きたてはあまり酸味を感じられない気がします。

 ほんとに苦手な方はそのほのかな酸味も気になるみたいですがね。

 ただ、いつもお話ししている様に、好みは人それぞれです。

 無理して酸味の珈琲を選ぶ必要もないと思いますが、何かのチャンスがあればトライしてみるのも、

 案外好みの幅も広がり、もし美味しく感じられたら、今よりも珈琲の楽しみも増えるかもしれませんよ。

 ・・・チャンスと言えば、豆蔵の店でもポイントが10個貯まれば100gサービス!そんな事をさせていただいてます。

 そんな時などがチャンスだと思います。普段では選ぶ事のない違う銘柄にチャレンジしてみてはどうでしょうか?

 その時でしかお勧めしませんが・・・

 たまたま酸味が苦手な方がお越しになり、その時たまたまポイントが貯まり、たまたま酸味系の銘柄を焙煎している・・・

 そんなタイミングの時には結構強引に焼きたて酸味系の珈琲を勧めさせていただく事もありますね。

 お陰様で、「酸味系の珈琲に対する考え方がかわった」と言っていただける様にもなりました。

 だからと言って、いきなりそのお客さんが苦み系の珈琲から酸味系にかわる事も少ないですが・・・

 そんなチャンスの時には色んな銘柄にチャレンジしてもらえる様にもなりましたよ。

 焼きたての酸味系珈琲を毎日飲んでいくと、酸味に対しての苦手意識も知らず知らずにかわっていくかもしれません。

 キリマンジャロなど酸味系の珈琲は、日に日にその酸味が強調されていきます。

 焼きたての優しい酸味からスタート!それから1日ごとに酸味も強くなっていきます。

 ただ毎日お飲みになられる事で酸味が強くなっている事に気き難くなる気もします。

焼きたてのすぐのキリマンジャロと、飲み終わる間近のキリマンジャロでは、その味や風味はかなり違い、

 酸味に関してはかなり強くなりますが、毎日お飲みになられる事でその酸味が抵抗がなく召し上がれる・・・

 そして酸味の珈琲が苦手じゃなくなる。

 苦手だった珈琲が好きになっていく事は、豆蔵他珈琲に携わる側にしても幸せな事ですね。

 いつも好みは人それぞれと言ってますが、皆さんの好みも少しずつ開拓していけるのではないでしょうか…

コラムVol.58

  先日、マンデリンを焙煎しました。結構有名な銘柄のマンデリン・・・ご存知の方も多いと思いますが、

 インドネシアスマトラ島アチェ州の南の高地で生産される珈琲です。

 深煎りに向いている珈琲ですから、豆蔵の店でも一番強い焙煎で仕上げてあります。

 好みの方も多いこのマンデリン・・・今回この豆を少々浅煎りで焼いてみました。

 昔の話になりますが、浅煎りのマンデリンにはダイエット効果がある・・・そんな話題もありましたよね。

 今回ダイエットの話は関係なく、浅煎りが好きな方用に焙煎してみたのですが・・・

 結果から申しますと、正直豆蔵の好みではありませんでした。

 味も風味も珈琲とは少し違う飲み物のようでした。

 これがマンデリン自体の味や風味なんでしょうが、前にもお話しした豆蔵の苦手なロブスター種に近い印象を受けました。

 ただ、双方の違いは、焙煎を深くしても独特の風味が抜けないロブスター種と違い、

 マンデリンは深い焙煎だと、浅い焙煎時に感じた風味は無くなり豆蔵でも美味しく感じられる・・・その点が違う気がしました。

 風味の強い珈琲は、焼いてから少し時間をおくと味も風味も落ち着いて美味しくなる傾向があるので、

 マンデリンも2日寝かしてから改めて飲んでみました・・・が、結果は同じ。

 味も風味も変化ありませんでした。

 10日くらい寝かせればまた違った感想になったのかもしれませんが・・・そこまで在庫するわけにもいきませんしね。

 何とかこのマンデリンを美味しく飲めないか・・・

 焙煎方法をかえてみる事も考えましたが、とりあえず淹れ方をかえて試してみました。

 別に難しい事はしてませんが、普段淹れる珈琲豆の量を普段より多めにし、濃いめに淹れてみました。

 珈琲の量をかえるだけで全然違う珈琲になりましたよ。

 甘みも増して、何より独特の風味が苦手な風味から好きな風味にかわりました。

 試しにその後普段の量で淹れてみたところ豆蔵の苦手な風味が復活・・・普段お客さんには

 「豆蔵の焼いた珈琲は、少し薄めに淹れると甘さも増し、美味しく感じると思いますよ」・・・そんな風に説明してましたが、

 今回このマンデリンによって豆蔵の説明も、銘柄や焙煎度合いによりかえてかなければいけない・・・

 また苦手な珈琲でも淹れ方によって好みの珈琲になる事をお話していかなければいけない・・・そんな勉強させてもらいました。

 好みは人それぞれとよく言ってますが、好みの珈琲に近づける方法を探す事もできると思います。

 珈琲豆の量。豆の挽き方。蒸らす時間などかえてみてはどうでしょうか?

 今まで苦手だと思っていた銘柄も、案外美味しく頂けるかもしれませんよ。

 またそんな苦手だった銘柄にも改めてチャレンジしてみてはいかがでしょうか・・・

 
コラムvol.59

 最近の新聞によると、コンビニエンスストアで自ら注いで持ち帰る・・・

 いわゆるセルフタイプの珈琲が売り上げを伸ばしているようです。

 珈琲好きな人が増えていく事は喜ばしい事ですよね。ただ問題はその価格です。

 喫茶店に比べるとかなり安い一杯100円台と言う事です・・・

 消費者にはたいへん有り難い価格なんですが、珈琲に対する価値観を勘違いされちゃうのも事実です。

 例えばコンビニだと100円台なのになぜ喫茶店だと400円?そんな疑問があるのも確かです・・・が。

 前にもお話ししたように、コンビニと違い喫茶店では珈琲を落ち着いて飲む事ができるのはもちろん、

 器や店内の雰囲気など楽しんだり、マスターなどが相談相手や話し相手になってくれたり・・・

 そんな付加価値的な物がこの値段の差になってくると思います。

 また豆蔵の店でも100g1500円と言う銘柄の珈琲もあれば、100g350円と言う銘柄もあるように、

 使用する珈琲によってもこの値段の差はでてくると思います。

 飲まれる方の考えも様々です。

 「珈琲は珈琲じゃん、別に缶コーヒーでも何でも安い方が良いよ 」と言う考えの方もありですが、

 全ての珈琲一杯の値段や価値はお店や珈琲によって異なる事も知っておいてもえれば嬉しいですね。

 最近、インスタントコーヒー用の機械も売り上げを伸ばしてるようです。

 近頃のインスタントコーヒーも、昔と比べれば美味しくなったと思います。

 宣伝効果もあると思いますが、今まで珈琲に関心が無かった人が、コンビニのコーヒー同様、

 これをきっかけに興味を持ってくれれば嬉しいですね。まず珈琲に関心を持ってもらえなければ、

 豆蔵他珈琲を販売している専門店にたどり着くにも時間を要する事と思います。

 インスタントコーヒーを・・・コンビニエンスストアーのコーヒーを出発点に、

 珈琲に喫茶店や専門店の珈琲・・・その良さ、違いを探してみてはいかがでしょうか。

 お茶や紅茶同様、珈琲も奥が深い飲み物です。国や産地によって味や風味が違う事もありますが、

 同じ銘柄でも、その店その店の焙煎方法や淹れ方によって違った珈琲に仕上がりますし、

 先週お話ししたように、使う珈琲量や水の量によっても違った珈琲になる事があります。

 色んな銘柄・色んなお店・色んな淹れ方・・・・同じ銘柄でも数数え切れない珈琲の楽しみ方があると思います。

 その中で自分の一番好きな珈琲を見つける事ができたなら、こんな幸せな事はないと豆蔵は思いますよ。

 仮にそれがインスタントコーヒーやコンビニのコーヒーであったとしても・・・・


コラムVol.60

 先月、私用で台湾に行ってきました。台湾は中国同様お茶の有名な国ですよね。

 もちろんお茶を売っているお店にも寄り、色んな種類のお茶を飲んできましたが、

 高山茶と言われる高級なお茶から普段みんなが飲んでいるお茶まで様々なお茶を試飲する事ができました。

 そこの店員さんとのお話の中で、

 豆蔵が普段お話ししている事に共通する点がありましたので少しお話しさせて頂きますね。

 その店で売られているお茶は、店員さんのご兄弟が茶畑でお茶を作っておられるとお聞きしました。

 お茶と珈琲・・・珈琲の豆とお茶の葉の違いはありますが、どちらも同じ様に焙煎する作業は豆蔵と同様です。

 しかし輸入商社によって品質や規格をクリアーした生豆を仕入れ焙煎している珈琲豆と違い、

 お茶の場合、畑で育つ生のお茶から管理し生産までする・・・

 珈琲で言えばブラジルやコロンビアなどの珈琲生産農家と同じ努力をされている点は、豆蔵と異なる点ですね。

 大手コーヒーメーカーでは、このお茶の様に、生豆の生産から管理しているところもあるようですが、

 豆蔵の様な店ではそこまで出来ませんので、輸入商社にお任せするしか方法はありません。

 いずれ生豆生産者の所に行って、自分の納得する生豆を仕入れられれば・・・

 欲を言えば、その産地で自分自身生豆を育てられれば・・・そんな夢だけは持ってますが・・・

 生豆ですが、日本の規格や基準は他の国よりも厳しいらしく

 豆蔵の取引させてもらっている商社から入る生豆も、比較的宇良質な豆が入ってきます。

 商社の方々の努力だと感謝してますが、農産物だけあって、その年の天候などの影響で

 品質のバラツキや価格の変動があるのは少々気になりますが・・・

 お茶や野菜でも同じ事が言えるので仕方ないですね。

 話がそれちゃいましたが、最初に言った共通点に戻りますが、

 その店員さんがお茶を勧める時に「高価なお茶がはたして美味しいお茶とは限りませんよ。

 安くても自分の口に合うお茶が一番美味しいと思います」そう話されました。

 豆蔵もお客さんに珈琲を勧める時には同じ説明をしている・・・「珈琲もお茶も同じなんだな〜」と感じた出来事でした。

 珈琲であれお茶であれ、自分の口に合うものが早めに見つける事ができる人もいれば

 時間を要する人もおられると思います。

 時間がかかったとしても、その課程が楽しみの一つと感じていければ

 珈琲に限らず何事にも苦にならなくなるのではないでしょうか。

 豆蔵も、そんな気持ちを持ってこれからも焙煎していこうと思います・・・・




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